Mac VMを飼うガイド


概要

みんな大好きこれからは廃れるっぽい存在 仮想環境で、

Mac OS X Yosemite VM をMac OS Xの中に作ろうぜみたいなのやってたので纏める。



前提となる環境

OS X Yosemiteが入ってるMacマシンに、Yosemite VM を2台入れるような感じ。

VMを2台以上飼う場合は、Mac OS X のライセンスが別途必要になるはず。



VMの飼育環境を整える


VMの動作環境として、VirtualBoxをインストール。

virtualbox

https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads


YosemiteのインストーラをMac AppStoreからDL。

[Install OS X Yosemite.app] てやつ。


Yosemite VM 用のディスクイメージを作り出す

以下の3から先を実施


Install OS X 10.10 Yosemite in VirtualBox

https://gist.github.com/frdmn/de12c894a385bc8e6bff



VMを作成するまえにVirtualBoxで成すべき事

ホストオンリーアダプタを必要な個数だけ作成すること。

VirtualBox > 環境設定 > ネットワーク > ホストオンリーネットワーク を、今後作るVMの数だけ作成しておく。

緑のボタン押すと、vboxnet0 みたいな名前でアダプターが作られるはず。

 ss.png



で、内部設定はこんな感じ。作成されたタイミングでユニークなので、いじらないでOK。

 scr.png


scr2.png



VMが作成用意できたら起動前に速攻でやるべきこと

・起動前に、VirtualBox > 作成したVMの設定 > ネットワーク > アダプター2 の割り当てに、ホストオンリーアダプターを指定。

・名前のとこからvboxnet0とかを選ぶ。

 host.png



VM起動時に発生するトラブルシュート

Install OS X 10.10 Yosemite in VirtualBox

https://gist.github.com/frdmn/de12c894a385bc8e6bff


に、Missing Bluetooth Controller Transport->対策が描いてあるので対応。

VirtualBoxGUIからYosemite VMを完全停止して、


VBoxManage modifyvm ‘YosemiteVM’ --cpuidset 1 000206a7 02100800 1fbae3bf bfebfbff

を実行。


VM起動後の設定

起動完了したら以下を行う。


・システム環境設定 > ユーザーとグループ > ログインオプション > 自動ログインをOnに設定する。

homebrewほか、いろいろなところで困るので、空のパスワードを使ってはいけない。

ただし後述の問題が発生すると面倒くさいので、自動ログインはOKのほうが良いと思う。


・システム環境設定 > 共有 > リモートログイン をOnにする

・ホストのsshから入れる事を確認


ここまでくれば、VMに何があっても安心な感じになる。



注意点

GUIからログインできなくなることがある

文字通り、Yosemite VM のログインパスワードをいれても、ログインできなくなる。

具体的に言うと、パスワード入力後、レインボーが回りつづける。


GUI上でのみ発生するのを確認している。

対策としては、

ログイン画面を失くす。起動、即特定ユーザーでログインできる設定にするとか。


もし陥ってしまった場合の解消法としては、

・VMを起動、ログイン前の状態で放置

・ホストからsshでYosemite VMにログイン

・Terminal > passwd でパスワードを変更

・VMを再起動

・新しいパスワードを入れる

とやると、ログインが正常に完了するようになる。


つまりだ、自分はこれで九死に一生みたいな感じになった。